
テイカカズラとは何ぞや?と言ったら、松島もみじひろばの入り口にあるフェンスに生えている植物である
長い間、定期的にチェーンソーで真四角にぶった切られてきた植物である
私もチェーンソーを扱った事があるが、回転するチェーンで物体を切るってのは
ハサミとかでスパッと切るのとは大違いで、高速で動くヤスリで切るようなものであると私は思う
チェーンソーは物理的な回転のチカラで切るだけに、チェーンソーを扱う人間も危険に晒すくらい、危ない道具である
フェンスからはみ出した葉っぱは、ことごとくチェーンソーでぶった切られてきた結果
テイカカズラは写真のように、細く右に左に枝を伸ばすようになった。
枝を伸ばすようになったという書き方は違うかな
横に伸ばした枝や、フェンスに絡むように伸ばした枝が
チェーンソーで切られずに生き残ったって言った方がいい
その結果どうなったか?というと
切られない位置の枝を細く長く伸ばして
チェーンソーで切られる位置は、葉っぱを多くするという
生き残りを賭けた植物VS人間みたいな構図になってしまった。
その構図が何を生むか?というと、切ったら増えますっていうテイカカズラと
切れば切るほど増えるテイカカズラをチェーンソーでぶった切る人間の根比べになってしまい
最終的にどうなったか?と言えば、公園自体が使われなくなったのは、私の観測してきた事実である。
私はテイカカズラを、チェーンソーで切るのとは違うアプローチで
徐々に間引く方法で、健全化を目指してきた。
だがしかし、そこで待った!が掛かった。
昔からの真四角なテイカカズラを知っている人からしたら
形が不細工なのは気に入らない模様。
人工的なフェンスを隠す為に植物が植えられているのであって
それが生け垣という文化というか文明なのだよ分かるかい?みたいなお叱りも受けて
フェンスが見えてしまうような、私の間引いていく剪定は気に入らないよう。
しかも私がやっている剪定は、見た目はどうでもよくて
テイカカズラの本来の健康を取り戻す為にやっているから、どうやっても対立してしまう。
そもそも論で言えば、腰の高さくらいにテイカカズラは狭すぎるのである
江戸川区役所の、郵便局がある目の前に、実はテイカカズラが植えてあったりするのだが
高さで言えば3メートルくらいは余裕であろうか
ツルを巻き付けて伸びていくテイカカズラには、腰の高さのフェンスは狭いのである
何故ゆえ、腰の高さレベルにテイカカズラを植えようと思ったのか
その真相は今となっては不明だが、私が手を出す前のテイカカズラは良くないよねってのは理解して欲しいと願う
昔の見た目はTHE生け垣って感じで健康的だが、実際の中身は不健康で
切ったら増えますのを繰り返して、人間側がチェーンソーで切るコストの方が高くついて
管理っていう管理もされていなかったではないか。

表面だけを真四角に刈り込み、中身がスラム化している放置同然を「管理」と呼ぶのであれば
私のやっている事は完全に異端であろう。
フェンスが見えてしまう今の不格好な姿を見て
「昔の生け垣の方が良かった」と嘆く声があるのも事実だ。
しかし、見せかけの健康で作られたTHE生け垣の末路がどうなるか?はもう歴史が証明している。
私はチェーンソーとの無意味な根比べを終わらせたい。
今の透けたフェンスは、長年の「切ればいいという誤魔化しの管理」からテイカカズラを開放し
自力で呼吸させる為に絶対に避けられない外科手術の痕跡なのだ
今は公園サポーターとして活動し始めて、約1年ちょいであるが
公園のトイレの裏のカリンの実が大豊作であったりと確実に変化は起きている。
変わっていくというのは、良くも悪くも反発を呼ぶものだが
昔の方が良かったなんて懐古で終わらせず、変わっていく情景を楽しめるくらいの度量で見守って欲しいと切に願う。




コメント